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ゆりね

ゆりね

ユリ科 ユリ属

日本の伝統的野菜の1つ
99%が道産、利用は関西が中心

「ゆり」の原産地は、日本と中国を含む東アジアです。
日本ではかなり古くから野生のものを食用としていましたが、藤原京の
時代以前から祭事に使用され、「三枝」と呼ばれていました。
江戸時代には食用、観賞用の兼用で栽培していたという記録が残され、
日本の伝統的野菜として今に伝わっています。
「ゆりね」には、「オニユリ」、「コオニユリ」、「ヤマユリ」、「タツタユリ」
の4種類があります。
比較的苦みの少ないコオニユリが圧倒的に多く栽培され、他にオニユリ、
ヤマユリが作られています。
滋養、栄養に富むので古くから薬用としても使われてきましたが、
今日では関西を中心として高級料理に利用されています。
ゆりねは多年生で地下に形成される鱗茎を貯蔵器官として越年し、毎年萌芽、
球の肥大を繰り返します。
冷涼気候を好み、生育適温は15℃~20℃で低温に強く球根が凍結しても
自然に解凍されると萌芽できます。
粘質な土壌で優れたゆりねが生産されるため、作土層が厚く、保水性がよい
圃場が栽培に適します。
連作を嫌う作物なので、必ず輪作します。

◎選び方
球型が整っており、こつこつしていない
全体に色が白い、鱗片のしまりがよい(触った感じがフカフカしない)
紫色等に変色が始まったものは、苦みが強い
黒く変わった部分は、削って使用できる

◎保存方法
風通しがよく、日に当たらない所で保存します。
照明の光でも変色が始まるので、暗所に置いてください。
おがくず入りの場合はそのままで、ポリ袋入りのものはポリ袋から出して
新聞紙に包みます。
日持ち性はよくないので、購入後3日程度を限度に使い切ります。

◎品種
●白銀
栽培の90%以上を占める主力品種。
球はやや扁平であるが、大きく白い。
鱗片も大きく、調理の際扱いやすい。
他の品種に比べ、紫色に変色しづらい品種。

◎栽培・収穫
全国で約1,900tの収穫量(平成18年)がありますが、北海道での生産が
そのうち99%を占める特産作物です。
主に、真狩村、富良野市などで栽培され、消費が多い関西を中心に、
全国へ移出されています。
他府県では、岐阜県、島根県、青森県などで生産されています。
道内での消費量は160t程度と見込まれ、生産量に比べてごくわずかです。
全国、道内とも12月に消費のピークがあり、正月の料理用品との意味合い
が強い食材といえます。
北海道における主な栽培時期は4月~9月にかけて、露地栽培で生産されます。
種球の鱗片を1枚ずつ剥がし育苗して、春(4月)もしくは秋(9月)に圃場に
定植します。
1年目は栽培後、球を掘り上げ貯蔵して、2年目は、その貯蔵していた球を
春もしくは秋に定植し、栽培します。
2年目の秋に掘り上げ収穫し、おがくずなどでパッキングして出荷となります。
出荷後は市場などで貯蔵され、随時販売されていきます。

ゆりね産地

◎調理法
含め煮や茶碗蒸しの具など、煮る食材です。
加熱による栄養損失はさほど気にする必要がありませんが、
煮崩れしないよう、弱火でやさしく調理しましょう。

ゆりね成分

◎花ユリの球根は食べられる?
ユリ科ユリ属には、96種の種類があります。
しかし、大半のゆりの球根は苦みが強過ぎ食用とはなりません。
先人が苦労の末、食べられる球根を見つけ出したのが、ゆりねといえます。
アイヌの人たちもオオウバユリを食用としていました。
ゆりねを潰してでんぷんにして、腹痛の薬として、また団子にして
保存食として利用していたということです。
本州でも古くは、咳を取ったりなど、薬用として使われていました。
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エゾリス

Author:エゾリス
北海道苫小牧市在住

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