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ホタテガイ

ホタテガイ

イタヤガイ科

育てる漁業の優等生
北海道におけるホタテガイ漁業は、明治20年代には小樽が中心でした。
その後、資源を取り尽くした漁業者がオホーツク海にでかけ、
桁網漁法が伝わったことから、オホーツク海や根室海峡の
ホタテガイ漁業が始まりました。
「ホタテガイ」の殻は扇形で、右殻(黄白色の方)は左殻(茶褐色の方)より大きく、
膨らんでいます。
左殻の表面には細い放射肋が18本~28本あり、
殻頂の前後両側に大きな耳状の突起があります。
干島列島、サハリン、北海道、本州北部、朝鮮半島北部に分布しており、
日本での南限は、日本海側では富山湾、太平洋側では干葉県です。
外海では砂泥や砂れきの水深10m~60mの海底に、右殻を下にし、
左殻の上に砂をかぶって生息しています。
サロマ湖や能取湖などでは、水深2m程度の浅い海底にも生息しています。

◎選び方
殻つきのものは貝をたたくと力強くすぐ閉じるものがよい
身をみることができたら、透明感がありふっくらしているものがよい

◎保存方法
貝類は出来るだけ保存せずすぐに食べましょう。
保存する場合は、貝柱の部分だけをラップなどでつつんで冷凍します。

◎漁場・漁獲量・漁法
「ホタテガイ」は「栽培漁業の優等生」と呼ばれるほど、増養殖事業が成
功した魚種です。
戦中戦後の乱獲によって漁場の荒廃が進み、1970年代までは
生産が低迷していました。
1960年後半ころから、それまで研究されていた天然採苗や中問育成、
稚貝放流などが次々と事業化され、漁獲量は急速に増大し、
近年では40万tを前後する高水準の生産を維持しています。
現在では北海道における漁業の中で、漁業生産量全体の25%~30%を
占めています。

オホーツク海や根室海峡では、「八尺」と呼ばれる桁網を船でひいて海底の
ホタテガイを漁獲します。
噴火湾やサロマ湖、能取湖、日本海などでは養殖が中心で、
耳状部にロープを通す「耳つり」や、かごの中に数個のホタテガイを入れる
「かご」などと呼ばれる方法が主流です。

近年は生育環境の過密によるものと思われる貝の小型化や、また、
ホタテガイ増養殖の根本となっている天然採苗の不順など、
さまざまな問題も起きており、一層の研究が望まれています。


ほたて2


◎ホタテガイのさばき方
ふくらんだ方を下にして、ナイフを隙間から差し込みます。
ナイフ先で殻をそぐように上下とも貝柱を殻からはがします。
指で貝柱からワタを取り除き、ヒモは包丁で軽く叩いてから切ります。
中腸腺(通称ウロ)は有害物質が蓄積する恐れがありますので
食べないようにしましょう。

ほたて3


◎ホタテガイの加工品
「ホタテガイ」の貝柱は甘みがあるため、刺身や寿司ネタのほか、
バター焼きや鍋物など、様々な料理に使われます。
またホタテガイにはさまざまな加工製品があり、生産者によって
その加工方法や出荷先が異なります。
オホーツク海産のホタテガイは「玉冷(タマレイ)」と呼ばれる
冷凍貝柱と、「白干し」と呼ばれる乾し貝柱の生産が主流です。
また香港や台湾で高級食材とされる乾ホタテ貝柱にも加工され、輸出されます。
噴火湾産は生鮮向けのほか、主にボイル製品や水煮缶詰製品が中心です。
この他、貝柱の加工品では醤油漬けやソフト貝柱製品、
ヒモを加工したみりん干しなどがあります。
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エゾリス

Author:エゾリス
北海道苫小牧市在住

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